自閉症を持っている子は、ルールを忠実に守ることに対してとても必死です。そのルールについては、社会のルールと同じであれば問題はないのですが、独自のルールを作ることもあります。そうなると厄介なものです。例えば、朝起きたら玄関に水がいっぱいになったペットボトルをたくさん並べる、と心に決めるとしましょう。
そう思ったら、必ず朝になると、ペットボトルをたくさん並べるようになります。バスに乗るときにしても、右側の前から5番目に座る、と決めるとしましょう。そうなったら、たとえ先に誰かがそこに座っていたとしても、何が何でもその決めた席に座ろうとします。
食べ物は必ずご飯から食べるようにする、と決めた場合、間違いなく最初にご飯から食べるようになりますし、ご飯が無かったら駄目という生活になります。とにかく、正しいと思われるルールならいいのですが、自分で決めたとんでもないルールであってもとにかく実行しようとするので、非常に厄介なのです。
まるで、そのルールを守らないと、この世の終わりがくるかのうように必死でルールを守ろうとするのです。ただ、これを逆手にとって、正しいことを教えていくということも出来るかもしれません。
教えられて、自分で納得のいったルールは必ず守ろうとするはずですから、独自のルールを作る前に、正しいルールを覚えこませてあげられたらいいのではないかと思います。対策はとにかく早めに立てて、変なルールを作らせないようにしましょう。