自閉症の人は、働くことは出来るのでしょうか。これは結論から言うと、生涯をもっていない人と同じように働けます。ただし、自閉症の人の場合、出来ることと出来ないこと、得意なことと不得意なことははっきりとしています。それに一人ひとり力も違います。
ルールを覚えるのにも時間がかかりますので、まずはそれを分かってあげましょう。自閉症の人の比較的得意な仕事は、部品の組み立てや物の仕分け、分類、パソコンなどの、形や量がはっきりと決まった仕事です。
苦手な仕事は、抽象的な概念を扱う仕事であったり、形や量が決まっていないもの、終わりや目的がはっきりと見えてこないものです。例えば、掃除は苦手分野です。掃除の目的は、きれいにすることなのですが、どこまでがきれいでどこまでがきたないのか、という明確な線がないからです。
これについては、決められたサイズのごみがなくなったらおしまい、ということにすると、終わりや目的がはっきりするので仕事がやりやすくなります。また、言葉だけでは分かりにくい場合、ごみの大きさの絵を描いてあげるなどをすると、仕事をしやすくなります。仕事に対して苦手な部分があったとしても、仕事の組み立てでそれを補ったり、自閉症の特徴を理解することで、自閉症の人の仕事の幅は広がっていきます。
自閉症の人は、障害によって、出来ないこと、苦手なことがあることを、しっかりと理解してあげることが大切です。これにより、自閉症の人の社会適応は大変良くなるでしょう。