自閉症の障害は、行動でのみ現れます。対人関係がうまく持てないことを中心とした、普通の人とは変わったいろいろな行動を持ち合わせています。2歳から3歳ごろでは、一見普通の子供に見えるのですが、その後は言葉が少ない、人に関心が少ない、動きが多いといった行動が徐々に現れてきます。
眠らなかったり、極端に偏食をしたり、トイレが使えないなどといった、周辺自立の困難が目立ったりもします。この時期になると、親が養育の困難さに手を焼いて、この子はもしかしたら病気ではないかと不安が出るときです。3歳以降になると、自閉症という診断が確定的になってきます。
まず、他人との感情的交流の困難から始まって、言葉も奇妙だったり、言葉そのものがなかったりしますし、自閉症特有のこだわりが目立ってきたり、かんしゃくを起こすようにもなります。思春期になると、子供たちはてんかんや発作、自傷など、行動統制の難しさに直面することになります。
それに加えて、人間関係の不適切さ、社会的認知の悪さ、そしてこだわりなどは、就労などを困難にさせることがあります。家族は、子供を支えるために節目節目で強いストレスと困難に対処しなければなりません。
けれど、そういった状態であっても、徐々に成長していくことで、社会参加していくことは可能なのです。それには、まず身近な人々の理解、社会の受け入れが必要不可欠です。最初に、家族がしっかりと支えてあげられるようにすることが絶対に大切になります。