アスペルガーとは違う自閉症の種類に、カナー症候群というものがあります。これは、低機能自閉症といわれるもので、知的障害を伴うものです。知能指数の平均値は低く、場合によっては学習障害を併発することもあります。
通常自閉症といったら、重度の知的障害を伴った、カナー症候群を指すことが多いです。カナー症候群の人は、健常者と比べて、うつや総合失調症になりにくいと言われています。アスペルガー症候群との違いは、知的な障害がないということです。幼児期の言葉の遅れもありません。
言ってみればその部分が違うだけで、他の部分は従来の自閉症とそれほど大きな違いはないといえるでしょう。しかし、言語障害が見られない分、相手の感情を理解することが難しいという点は、かなりのマイナスポイントになってしまいます。
どちらがいいということはいえませんが、こういった症状を持っている人に対しては、特にデリケートに接してあげる必要性があると思われます。普通に接しているつもりでも、相手を傷つけてしまったり、反対に傷つけられてしまったりすることもあるくらいです。
なので、この人は自閉症なのだ、という認識を持ってから接してあげないと、思わぬ喧嘩になる可能性だってあるわけです。どちらの種類の自閉症の人も、話すことそのものには悪気も何もありません。ある意味、健常者と比べると本能のままに生きているという感じがします。色々な症状に対しては、しっかりと理解を示せるようにしましょうね。